「ね、瑠奈。次の社会のノート見せて?」

「断る。眠い。」


そう言ってサッと顔を伏せる。



我ながらなんという自己中。
ほとんど即答だった。







「あぅぁーーー…一匹狼だなぁ瑠奈は。」

聞いてるケド聞いてないフリ。
今はあんまり人と関わりたくないッてゆーかぁ…



寝てないケド寝たフリ。

許せッ、友よ。



そしてチャイムが鳴って2現目、社会。

社会はちゃんと聞いてたけど思ったより早く終わった。


そして気がついたらもう部活も終わり、帰りの道に私は立っていた。






まぁ、こんなもんダロ。




いつもこうした生活、

このまま帰宅してパソコンとかケータイいじくってご飯食べて風呂入ってテレビ見て…

ブログ更新して1日が終わる。



まぁ不満は無い。
でも満足でも無い。

「恋でもしたらいままでの当たりまえの生活も、ちょっとは変わるんだろーけど…」



ぽつりと呟いてみるけど、急に恥ずかしくなって慌て周りを見回す。




よかった、誰もいないし誰も聞いてない…