なに今の間!!!
こっわ。
震えを隠して樹に消しゴムを
渡した。

樹の顔が頭から離れないよ。
なにこれ。
「え〜。これは、Xだから、、」


先生のやたら張り上げた声が
流れる教室に、私の心臓の音が
うるさく響いた。


経験したことのない
心臓の動きに動揺を隠せずに、
そのまま1日が終わった。