つまんなかった。
4月は、この席だから
私は、いつもふてくされた
ように肘をついて座っていた。
ノートに落書きばっかりしてた。
英也と樹は、ずっとずっと
お喋り、

そんな日がしばらく続いた。
でも、学校が始まって3週間目。

樹が急に後ろを振り返って、
「おい。おーい。」
え。オタよんでるよ、、
「あーみーや。」
「え?わ、わたし?」
ふと見上げると樹の笑顔が
目の前に広がった。

「ぅ。な、なに?!」
手で顔を隠しながらじゃなきゃ
樹の顔が見れなかった、

「、、、、あ、ぁあ
消しゴムかして。」