はるちゃんは私の幼馴染み。
[陽野 遥 Hino Haruka]
でも自分の名前が好きじゃないみたい。
女の子っぽいから嫌なんだって
私はそうは思わないけど!
だってはるちゃんにピッタリだもん!
高校に入ってから一段とモテるようになった。
女の子の目が痛かったり....
あんなに人気なのに自分では自覚してないみたい
勉強
スポーツ
容姿
性格
どれも完璧
これからもずっと一緒にいたいな
「....い、おい、聞いてんの?」
はるちゃんの言葉で現実に戻される。
ぼーっと見つめていたらしい
「え?あ、ごめん」
「なに?俺の顔なんかついてる?」
そう言ってじぶんの顔をペタペタさわるはるちゃん
反応が面白くてついからかっちゃう
「ついてるー!」
「っ、どこだよ」
「言わなーい」
だってついてないもん
「ちょ、おまっ、どこだよ!」
焦るはるちゃんも可愛い
「ふふっ、そんなの付いてないに決まってるじゃん!」
勝ち誇ったように見下ろすと思いっきり睨んでくる。
右の頬がピクピク動いてる。やばい
近くにあったクッションで頭を隠した
ボフッ
クッションのおかげで守られた〜
って言ってもはるちゃんのことだらか本気で殴ったりはしない
「いいから勉強するぞ!」
「分かってますよー」