隣の鈍感娘を眺めていると、さっきの続きが頭を過る。
コーヒーも牛乳もそのまま飲めない事実を知って、お子様か! と、大笑いして立花の髪をぐしゃぐしゃにしてからと言うもの。
これは俺だけがこいつにして良いいたずらとなった。
他のやつにはしないしさせない、俺だけのいたずら。
柔らかくて触り心地の良い髪を、かき混ぜて良いのは俺だけ。
ま、本人は知らないけど。
「瀬田? 早く、お昼に食べようよ~」
のんびりと、でもパンを急かしてくる彼女に、はいはい、と返事をする。
「美空、瀬田君、来たわよ~。
お昼一緒しましょ」
その時、見知った顔が教室に入ってきた。
隣では立花が嬉しそうな笑顔を浮かべて、教室の入口に手を振っている。
コーヒーも牛乳もそのまま飲めない事実を知って、お子様か! と、大笑いして立花の髪をぐしゃぐしゃにしてからと言うもの。
これは俺だけがこいつにして良いいたずらとなった。
他のやつにはしないしさせない、俺だけのいたずら。
柔らかくて触り心地の良い髪を、かき混ぜて良いのは俺だけ。
ま、本人は知らないけど。
「瀬田? 早く、お昼に食べようよ~」
のんびりと、でもパンを急かしてくる彼女に、はいはい、と返事をする。
「美空、瀬田君、来たわよ~。
お昼一緒しましょ」
その時、見知った顔が教室に入ってきた。
隣では立花が嬉しそうな笑顔を浮かべて、教室の入口に手を振っている。