行列は途切れることを知らない。
客がどんどん受付を通り過ぎてお化け屋敷へ入っていく。
受付に二人いて、良かったのかも知れない。
って、立花を一人で行かせた結果、男が予想以上に集まって出来た行列なんだから、喜べはしない。

やっぱり受付をどうにか断って、立花と一緒に行くんだった。
めちゃくちゃ立花にお願いされて、懸命なお願い姿が可愛いなぁと、折れてしまったあの時の自分を悔やむ。

思いっきり立花狙いの男が増えている。
これじゃあ何のためにお化け屋敷を提案したのか、分からない。
本末転倒だ。