「ごめんね、瀬田君。
今日はどうしても、一緒にいる時間が作りたくて」

仕方なく、受付に立つ。
いつもの立花の位置に、中川がいる。
少し……、いやかなり、落ち着かない。

一連の出来事を見ていたクラスメイト達は暫く心配そうにしていた。
が、それから程なくして皆パラパラと持ち場へ戻っていった。