俺のギブスがついてる腕と、
包帯ぐるぐるの足、
頬についたガーゼを見た途端、

みんな、泣きながら俺に抱きついてきた。

一人で莉奈を待つ不安

目の前で静かに目を閉じた莉奈の顔が離れないこわさ。

なにより、

最愛の人を失うかも知れないという恐ろしさが、

風船になって弾けた。