「ユーリちゃぁん!」


「!?うわっ!」


私たちに少しでも近づこうと手を伸ばして触ってくる。


きも...


「おい。ユーリにさわんじゃねーよ。」


前を歩いていたセレンが私にのびた手を捻り上げて睨み付ける。


「ロイヤルファミリーに対するわいせつ行為は立派な校則違反だ。副会長(ジャック)の権限で学園追放にしてやろーか?」