第3話 なんで、関わるの?



生徒会には、言えないこと。

言ったら、退学レベルだろう。

屋上にぽつんと二つの影。

「私に、関わらないで下さい」

「しかも、なんで敬語?」

私が聞きたい。なんで、タメ語?

そんな事も言えるはず無く。

「さあ?何ででしょうね」

早く離れてよ、喘息出てくるじゃん。

男性恐怖症は、怖いだけじゃなくて体にまで異変が起きる。

「ゴホッ…」

ヤバイ、きた。

「私、ゲホッ…もう…ハァハァ、行きますねゴホッ」

危ない、フラフラしてきた。

「大丈夫!?立てる!?」

やめて、姉さんみたいにする気?

「触らないで!!」

静かな屋上がさらに、静かになった。

「ご、ごめん」

私の意識は、そこで途切れた。