親の仕事の関係で引っ越しすることが決まり、なっちゃんと遊べる最後の日




泣くのを必死に我慢したのを覚えてる





"男だから泣くな" "また会えるから"





と自分に言い聞かせて





なっちゃんに別れの挨拶をした











なっちゃんとの思い出で1番記憶に残ってるのは俺がかっこいいところを見せれたとき





なっちゃんがジャングルジムから落ちそうになったのを助けたこと





まぁ、なっちゃんのことしか考えてなくて着地に失敗





右肩に少し傷跡が残った





だけど、俺は全然後悔してないしむしろ嬉しかった





好きな女の子を守れたことが男としての勲章だとおもってたから






俺は、この先もずっとなっちゃん以上に好きになれる人を見つけられると思ってなかった






しかし、俺はお見合い相手から婚約者になった"神崎 凪"に惹かれ始めてるのかもしれない