『先生、海登からSOSコールだからでます』


ピッ!!



『もしもし??どうしたの??』



「ゴホッ…もうマヂムリ…血…バタッ」


ツーツーツー…



血??

何が血??


バタッて何??


なんか知んないけど、多分ヤバい…



『先生…じゃーね…』



「あっ、おい…」




ただただ海登の無事を祈って泣きながら帰った。

私が飛ばせる限界の速さで。


森何て怖くなかった。


ただ海登だけ…


海登だけが心配だった。

『ッ海登…グスッ』


また泣き虫瑠美って笑いながら言ってくれるよね??



バタン!!
玄関を思いっきり開けてベットルームに行った。

『海登ッ!!』

いない―…。


じゃあどこ??


血ってことは水気のあるところかな…??


キッチン、お風呂場、あとはトイレ…


キッチンもお風呂場もいなかったし…