『海登…デコ貸して…』
「ハッ…??」
『イイから!!』
私はぺたんと床に座ってる海登の前にしゃがみ込んで、おでこを触った。
『あっつい―…』
「ッゲホッゲホッ…」
ヤバい…
何度あるんだろ…
日頃疲れてるのに昨日雨にうたれたから余計に…
海登は自力じゃ座ることもツラいみたいで、そのまま向かいにいる私に寄りかかってきた…
普段なら蹴り飛ばしてるとこだけどそれどころじゃない―…
海登は立てないみたいだし…
取りあえず、私の肩に海登の手を回して立たせてベッドに寝かせた…
大急ぎで体温計と薬と冷えピタと氷まくらを取ってきた。
「ハァハァ…ッ薬自分じゃ飲めないや…ニヤ」
こんなとこまでドS!!!