「なんか……知らないの?」
「……あぁ」
しかも何かムカムカしてきてる感じがするのは気のせいか?
これは………マジでなんだ?
勝手に耳が出てきて、引っ込ませることも出来なくなった俺はもう考えるのを諦めることにした。
それから外で暇つぶしをして3時間。
もう日も暮れてきた。
「ねぇ……耳まだ出てるよ?」
「マジ?」
さすがに人間の前で狼の耳見せるとヤベェな。
どうするかな……。
「あ、今日満月だ」
「は?」
急に何だよ。
しかも満月……?
上を向いた瞬間
俺の体全体が
熱くなった感じがした。
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…