太緒、何してんだろ?7時59分。

風呂とか?はは。


寒いなぁーいろいろ。


『おっぐーぜん!谷雪さん?!』


「えっ、。。」

男のくせに高い声。

妙に人懐っこい声。

クラスの中心的な声。

「遊佐くん?」


「あっ、名前覚えてくれてたんだ!」


そりゃ、そこまで日にち経ってないし。
忘れるほどでもないし…

今は、あまり。いつも以上に会いたくなかった。



(そういや、こっちに越してきたとか言ってたっけ)

「谷雪さん?どーしたのさっそんな暗い顔して!」

「いや、別に。テンション高いんだよ遊佐くんが」


「いやぁ、でも以外だったな、名前覚えてくれてるなんて。」


「そりゃ覚えてるよ。結構印象的な自己紹介だったし」


「…結構グイグイくるね。でもさ谷雪さんっていかにも俺みたいなやつの事忘れて。誰?ってなるんかと思ってた」



「…確かに。忘れるかも。でも
名前いっしょだったから忘れるのにも時間がかかるかなぁ」


「忘れなくていーよ無理に‼︎おっもしろいこというね。無理に忘れるってどんだけイヤな印象!(泣)俺」


「イヤなとかじゃ無くって。もう、会わないと思ってたから『でも、会ったね。』



うん…会ったね」


妙に真剣に言ってくるから少し驚いた