「お父さん。コンビニいってくるね」

「遅くならないようにな」

「うん。わかってるよ」


コンビニなんて嘘。ただあの家にいると思い出すことが沢山あるから




もう。あのいってらっしゃいも


きおつけなさいも、
ない。


お父さんは、先に家をでて。

朝ごはんも自分でつくる。



全てに追われる毎日。が

全て背負って追われていく毎日になった
んだって。


実感がわくのも早かった。


キーコ ギーコ。

近くの公園。


「田舎の公園は、静かだなぁ…」

都会ってどんなんだろ…とか余計な事が頭に浮かぶ。

(親が離婚したことなんて誰にも言えない。こんな時兄弟とか姉妹とかいたらって思う)