「今日はよろしくーっ!」


歓声があがって拍手が沸き起こる。


今、合コンをしている。

小学生から巡葉学園にいたけど、先輩方も合コンは当然のように行っていたらしい。

実際、校則で禁止されているけど。


「はいっ!じゃあ自己紹介しまーっす!」

男の子はみんな軽い人ばかりだった。

合コンは数回行ったことあるけど、真面目な人は稀にしかいない。


その時現れたのがその人だった。


「…間宮亮です。よろしくお願いします。」


真面目に見えた唯一の人だった。