寝ぼけた頭が冴えてくると、

ふっ、と息を吐き睨みつける


『デブって誰のことですかね!!!』


「そんなの里津しかいないよ」


涼しげに、返して来る言葉に私は怒る気持ちすらバカらしくなってくる。


「そんなことより早く帰るぞ~」


『あ、まってよ!』



結局話は剃らされ私は教室を出ていく明を追いかけた。