「じゃぁ…玉子焼き☆」

お弁当をのぞいて翔が答える。

「ハイ♪」

(玉子焼きッ!
何てゆってくれるかな??)

それを聞いて花音が玉子焼きを箸でつかみ翔の口元に持って行く。

俗に言う“あーん”というヤツだ。

翔は何の躊躇も無くそれを食べる。