「危ないから、つかまってて。」


そう言われて、自転車が動いた。


「わぁ!」


びっくりして、秋原君のお腹に手を回す。


・・・・・・わぁ・・・・・・。

体、細っ・・・・・・。

見た目より、想像より、すごく細くて・・・・・・。

絶対、腹筋ヤバいよね・・・・・・。

私よりもスタイル良いよね、絶対・・・・・・。



・・・・・・秋原君の広い背中をみて・・・・・・。

ああ、男の子なんだなって、思った・・・・・・。


「道、どっち?」

「あ、右だよ。」