「それより、多恵は何か話があるんでしょ?」
「え。。。えぇ、まぁ。。」

多恵は、急に恥じらうような顔になって、頬を染めた。

「何?なんか、良い事あったの?」
「あの。。」
「うん?」
「先輩。。キスって、、どんな感じですか?」

 突然の爆弾発言に、私は思わず、口に含んでいたイチゴシェイクを戻しそうになってしまった。なんとか戻すのだけは我慢したけど、鼻や気道に回ってしまい、喉が痛い。

「ど、、どうしたの多恵?」
「先輩、キスしたことありますよね?」

 あると言えば、2回程ある。が、どちらも一般的なシチュエーションではなかった。