「あっ!クラスが貼り出されてるよ。」


まだ早い時間のためか人もまばらで探しやすい。

私は…


「「A組」」


隣の翼と声が重なる。


「やったぁ♪改めてよろしく。」


顔を合わせて微笑む。


二人で教室に向かおうと歩き始めたら急に肩をつかまれた。


「おい。」


その声に振り返ると見慣れた顔があった。