「かっ可愛い…」


同性なのにドキドキしてしまって思わずつぶやいてしまった。



「…ぷっ。」


あまりの私のボケ顔に美少女が微笑んだ。


「大丈夫みたいだね。もしかして新入生?」

「うん。」

「私もなの。神木 翼(カミキツバサ)よろしくね♪」

「あっ…私は松木 奈々(マツキナナ)よろしく。」


「せっかくだし一緒に行こう♪」


並んでみると意外にもスラッと背が高い。

―155センチはあるしチビではないんだけどな〜。


「神木サンって身長どれくらいあるの?」

「ん〜…170センチかな。ってか翼でいいよ☆」

「私も奈々って呼んで♪」

「うん。私、このあたりに引っ越してきたばかりだから知り合いいないんだ〜。奈々が初めての友達☆」


―ドキッ!


って何女の子にときめいてるんだろ…。


「うっうれしいなぁ〜。同じクラスになれるといいね♪」


動揺してどもっちゃった。
だって本当、翼は可愛いすぎる…。

それにひきかえ私は…