その時ケータイが鳴り響いた。 「先輩からだ...。 でも今顔合わせらんないよ..」 鞄に投げ込むと、ドーナツを一気に食べ終える。 「卒業まであと少し...。 同居も可能になるってのに、こんな状態で大丈夫かなぁ」 2時間後、なつみから連絡が来て、何とか合流した。 「んで?買うもの決まったん?」 「んーん...」 「先輩と喧嘩したん?そんな思いつめる必要ないと思うで?」 「あたし自身も..何したかわかんなくて...」