お婆さんは桃を拾わずに家にかえりました。

「じいさんや。」

「なんじゃ。」

「洗濯をしておったらの、でーっかい桃が流れてきたんじゃ。」

「とったのか?」

「とるわけなかろう、濡れてしまうじゃろ。」

「おお、そうかそうか。
しかし桃なんぞ捨てるもんがおるんじゃのう…」

いや、捨ててないから!!!
桃太郎は!?
海まで流れていくの!?
桃太郎死んじゃうよ!?
えっえっ!?