テレビ出演した時
「俺の好きなナナは、恋愛卒業っていつも言うけど、全然卒業してなくて
泣かされっぱなしなのに、そいつばっかり好きで、俺のことなんて演出だと思って
相手にもしてくれないけど
俺… 」
奏汰? あたしに言ってる?
続きは、あたしにしか聞こえない声で言った
「余命宣告貰った」
息をするのを忘れるくらい、固まった
「残りの時間を結と過ごしたい」
奏汰が……
いなくなるなんて……
そんなの、嘘だ……
奏汰に頭を撫でられると、我に返った
番組中だった
その夜
「あと、どれくらい?」
「ん?6ヶ月って言ってたけど、結がいてくれるなら、もっと伸びるよ?」
「本当に?」
「うん!ラストライブが終わったら
1度シェアハウスに帰りなよ!
梨花さんを見送ってあげて!休みは俺といてくれない?」
「うん!奏汰といる!てか、このまま一緒に暮らそうよ!!あたし、引っ越すよ!」
「ダメ!!」
「なんで?」
「ちゃんと考えがあるから!!
結の本拠地は、シェアハウス!!
いいね?」
「……うん」
たったの半年
あたしは、どうしたらいい?
奏汰に何がしてあげられるの?
奏汰の余命を知った日
奏汰があたしをずっと好きでいてくれた
ってことを知った
ステージ以外ではそんなことは言わない
だけど、大切にされてきたから
間違いない
「俺の好きなナナは、恋愛卒業っていつも言うけど、全然卒業してなくて
泣かされっぱなしなのに、そいつばっかり好きで、俺のことなんて演出だと思って
相手にもしてくれないけど
俺… 」
奏汰? あたしに言ってる?
続きは、あたしにしか聞こえない声で言った
「余命宣告貰った」
息をするのを忘れるくらい、固まった
「残りの時間を結と過ごしたい」
奏汰が……
いなくなるなんて……
そんなの、嘘だ……
奏汰に頭を撫でられると、我に返った
番組中だった
その夜
「あと、どれくらい?」
「ん?6ヶ月って言ってたけど、結がいてくれるなら、もっと伸びるよ?」
「本当に?」
「うん!ラストライブが終わったら
1度シェアハウスに帰りなよ!
梨花さんを見送ってあげて!休みは俺といてくれない?」
「うん!奏汰といる!てか、このまま一緒に暮らそうよ!!あたし、引っ越すよ!」
「ダメ!!」
「なんで?」
「ちゃんと考えがあるから!!
結の本拠地は、シェアハウス!!
いいね?」
「……うん」
たったの半年
あたしは、どうしたらいい?
奏汰に何がしてあげられるの?
奏汰の余命を知った日
奏汰があたしをずっと好きでいてくれた
ってことを知った
ステージ以外ではそんなことは言わない
だけど、大切にされてきたから
間違いない