GWに、高校時代の友達カップルが

東京にきたので、ランチした


久しぶりに浩一君の隣を歩く



もしかしたら、これが最後のお出掛けかも


もう、浩一君はあたしを見ていない



わかってるよ



あたしが邪魔なことくらい



久しぶりに会えたのに、上手く笑えなかった


こんなあたしが嫌になる


浩一君も嫌がる


電話から漏れて聞こえる、彼女の声


もう、浩一君の心にあたしはいない


なのに、浩一君を自由にしてあげられない


あたしは、最低だ


その夜


浩一君と喧嘩した


あたしは、浩一君を怒らせた


だから、浩一君は乱暴にあたしを押さえつけた

怖い

浩一君が、怖い


押さえられた手首の痛み


口が抑えられて、苦しくて


あたしは、必死に抵抗した


初めてではないけど


浩一君とは、初めてだった


痛くて、悲しくて、辛かった

















生きることをやめたいと思った