「ホームルームを始めるぞー」

全員が集まったとき、教師が入ってきた。
茶色の髪に緑色の瞳をしており、容姿も整っている。

中等部では、人気が高い。

「Aクラスの担任になった、
  葉杉 圭(はすぎ けい)だ。

この学校では、中等部からクラス内で二人一組になることが義務付けられている。

男女関係ないから、仲が良い人となってもいい。
それじゃ二人一組になってくれ。」

圭が言った瞬間二人一組になっていく。

Aクラスは28人中 
貴族は18人 平民は8人 孤児は2人

ちょうど、同じ位同士が二人一組になれるのだが…

「アーミャ、一緒に組まない?」
「ごめん。うちは、カインと組よ」
「えっ…」

燐はポカーンとしていた。孤児は二人しかいない。

知っている人はいても、話したことはないのだ。
唯一の親友アーミャはというと…

カインという男の子とすでに組んでいた。
沈んだ金色の髪に深い水色の瞳をしている。

彼の名は カイン・リャッカ・クーイ

アーミャと同じ私立ローグレン魔法学院からの留学生。

燐が後から聞いたところ、付き合っているらしい…