話しているうちに、クラス表の周りに人が少なくなる。

燐とアーミャは自分のクラスを確認した。

「おぉー!!!!燐と一緒だよーやったね!」
「そうだね。」

燐とアーミャはともにAクラス。トップクラスである。

大喜びするアーミャに無表情の燐。
表情が違えど、親友と同じクラスなのだ嬉しいに決まっている。

「行くのめんどい」

この学院はとても広いため、入ったばかりの新入生はよく迷う。

Aクラスはそのなかでも、一番遠いのだ。

「それでもいかなくちゃー」

燐を引っ張りながら、アーミャはAクラスへ歩く。