「これからの模擬戦は二人一組だから、連携はとっておいたほうがいいな。」
「そうd…」
「失礼。鈴鐘…だったかしら」
話に割り込んできたのは、昨日の女子4人だった。
女子4人を見た燐は不機嫌そうにしている。
「…なに?」
冷たく接する燐を見て、むっとする女子4人。
「親もいない孤児の分際でなんですのその眼は!」
「何の用かっていってるんだけど…」
「っーーーーー!!!」
女子4人は怒りに顔が赤くなっていた。
燐はそんなことも気にせず不機嫌なままだ。
女子4人は怒りを我慢できず4人の内リーダーらしき1人が大声で
「勝負しなさい!!鈴鐘 燐!実力の差をおもいしらせてやりますわ!!!」
「………………(めんどい)」
大声で言ったので、みんなが『なんだ?』とこちらを見てくる。
「どうした?」
と、そこに圭が来た。
「鈴鐘 燐と試合したいのです。許可をお願いしますわ先生。」
圭が来たことで、勝負はやらなくていいと燐は思っていたのだが、
「そうだな…まーいいだろう。実力も見たいしな。許可しよう。」
予想を裏切って圭は試合を許可したのだった。