次の日
(もういや。)
燐は講義を受けながらも、もうめんどくさがっていた。
この勢いでは、逃げ出しそうだ。
「今日の講義はこれで終わりだ。午後は演習場に集合だ。」
そういって、教室から出た。
「やっと終わったー」
もう疲れきったように机にふせる。
「ほんとに講義嫌いだねー」
アーミャが燐の机にやって来た。
相変わらず燐は机にふせたままだ。
「…めんどい」
「またそれー。めんどいばっかり言ってたら続かないよー?」
「めんどいものはめんどい」
「はいはい」
朝から『めんどい』としか言わない燐に諦めたアーミャそんなときカインと堺人が来た。
昨日、夕食をしてからというもの4人は仲良くなっていた。