「寮の食堂に行かないのか?」
カインはお腹が減って食堂へ行こうとするが、燐とアーミャは行こうとしないことに気付く。
留学生といっても、ローグレン魔法学院と才華龍学院は姉妹校な感じであるため、作りもにている。(貴族、市民、孤児など)
「食堂は無料じゃない。」
「うちら孤児にそんなお金はないよ。」
貴族も一緒になって住むのだから、寮は高級感であふれている。
食堂を使うにもお金がいるのだ。
孤児達のお金は学院から支給されるが食堂に使うとあっという間になくなる。
「それじゃあ、どうするんだ?」
食堂を使っている2人には、どうするのか分からない。
「自分たちでご飯を作る」
「そうそう。材料は無料で提供されるから」
食堂が使えない孤児は初等部のときから、『自分で作って食べる』それが普通。
自力で生活していた孤児達にとって材料が無料提供だけでも嬉しい。