「そういえば、堺人は光国№2の貴族月島で、カインはクーイ国の王子だよね?」

燐の唐突の質問に眼を揃えて燐にむける。

「よく分かったな。僕の家、月島家は確かに光国№2の貴族だよ。」
「俺はクーイ国の第4王子だ。」
「やっぱり…」

燐は堺人とカインが友人であることに疑問を思っていた。

名字から言うと、そうとう位の高い人と考えていたがどうやら当たったらしい。

月島家は光国の№2の貴族だが、№1の貴族より、力はある。

ではなぜ№1ではなく2なのか、それは月島家は孤児との結婚が許されているためだった。

そのぶん危険と思い、昔1から2にさがった。

しかし実力は上の上なのでクーイ国の王子と仲がよくても不思議ではない。

「うちら4人はこの学院の例外だね。普通は位どうしの人と二人一組になるしねー。しかも、貴族と孤児の組み合わせ。」

アーミャの言葉にうなずく3人。
話しているともう夜になっていた。