少し暗くなり始めてる公園に入ってブランコに腰かける。



既に一人髪の長い女子が座ってた。ウチの制服。ネクタイの色は影に隠れて見えない。何年だろ。まさか、同学年……だったりして。



気にしても仕方ない!と開き直ってブランコをギュンっと漕ぐ。


うわ、この感覚久々。癖になりそー、ストレス溜まったらまた来よっかな、なんて考えながらひたすらに漕ぎ続ける。

と、俺が漕いでるせいで風が来て寒いのか横のブランコに乗っていた人が腕をさすりながら顔をあげた。