ーーー…… 次の日。 あたしは竜樹をフることにした。 昨日の電話でもう、言う気はないってわかったから。 今のあたしの竜樹に対する気持ちは、恨みと、ほんの少しの罪悪感。 なんで罪悪感なんて感じてるのか、自分でも謎。 でも今はそんな感情を捨てないと、竜樹を酷くフることなんてできない。 だからあたしは、自分をほぼ完全に作って竜樹を呼び出した。 あの日、竜樹に告白された、あの教室へ。