ーーー……


「結穂〜。お風呂上がったからどうぞ〜」


「うん。じゃあ、入ってくるね」


先にお風呂に入っていた竜樹が上がったみたいだった。


着替えとか必要なものを持ってお風呂に行く。



「ねぇ結穂」

「ん?」


部屋を出る直前に、竜樹から声を掛けられた。


「さみしいから、早く上がってきてね」

「………わかんないよ?でもなるべくそうする」

「……うん」


竜樹が可愛いことを言うから、あたしの顔はすっかり真っ赤だろう。


だから、そんなことを言ってお風呂に逃げた。