そして、数分後。


「あれ?…結穂ちゃん……?」


「あ!…先輩」



気づくと、すぐ後ろに先輩が立っていた。



「来てくれたんだ!ありがとう!」


先輩はそう言うと、また微笑んでくれた。


「いえ!あたしが会いに来たかった…だけ……ですから」


「ハハッ!結穂ちゃん、可愛い」

「………////」


顔が真っ赤になったあたしを見て、先輩はまた微笑んだ。




そして、予鈴がなるまでずっと2人で話をした。




あたしの幸せな日々が、始まった。