四日目…今日もやっぱり、億劫だ。
「…もう、学校休んじゃおっかなー…」なんて、あらぬことを考えていた私はベッドからゆっくり起き上がる。
「…きっと、周りから比べると私は幸せなのかなぁ…」ほら、そうだ、私はまた人と比べて。
「私にはお母さんもお父さんも居ないんだから、自由なんだよなぁ…学校行かなくたってだーれも心配なんてしないし…そうだ、腹痛がしたからって言おう。」私は、学校へ電話をかけようとして思った。
(どーせ はい、わかりましたよで済まされる。それに先生はどうせ休みだから、いいや、もうこのまま…)私はめんどくさくなって、なにもせずに着替えて少し街を歩く。

ーしばらくしてー
「…おはよう」と、今日も教室に入ると
「あっれぇ?遅かったじゃん?あんた、あたしたちから逃げれると思ったぁ?」なんて周りはクスクス笑っていた。
「失礼します、梨花さん居ますか」あ、縷々ちゃんだ…
「そこのびしょびしょな暗くて地味ーな奴だよー」なんていって笑っている。
「水をかけたのはそっちでしょ…」とボソッと呟き縷々ちゃんの所へと急ぐ
「…ねぇ、酷い言われようだけど、大丈夫なの…?梨花、相談していいのよ?」その縷々ちゃんの言葉だけでも、とても嬉しかった。
「大丈夫だよ!あと三日もすれば終わるけど…結局は次の人がいじめられるんだ…」そうだ、私の変わりに誰かが、また…?それも次のターゲットは自分で選ぶなんて…
「ターゲット…いったい誰にするの?」縷々ちゃんはいつになく真剣に聞いてきた