蓮はそう言うと私に覆い被さった



「今日は手加減なしだからな」



そして、私たちは甘い一時を過ごした












目が覚めると明るかった空が暗くなっていた



横を見てみると既に起きていて優しい笑顔を向けていた



「おはよう」



「おはよ…ん?」



左手に違和感を感じ、ベッドから出して見てみると



「っ……!!蓮っ…!これ…!!」



「結婚しよう」



その瞬間、私の目から涙が溢れる



「うっ……」



「あいつに付き合ってもらった買い物はこれなんだよ。不安にさせてごめんな」



「じゃあ、最近忙しいって言ってたのも…」



「給料が高い所でバイトしてお金貯めてた」



「でもなんで私の指のサイズ…」



「一度、あいつがお前とすれ違った時、指のサイズはかった」



「そんな一瞬で?!」



「まあ、プロだからな」



「プロ…?」



「指輪のデザインのプロ」



「えっ…そうなの?」



「ああ、さすがに作ってもらうわけにはいかなかったけどな」



「そうだったんだ…」



「それで、返事は?」



「え?」



「俺と結婚してくれますか?」



「もちろんっ…!!」



2回目のプロポーズに返事をした私



私は泣きながら蓮に抱きついた