(ピンポーン)








「38.5度…失礼します」




森口先生は私の手の脈などを触り検査をする。





「…大丈夫

風邪ですね」




「ありがとうございます…森口先生」


帰る準備をしながら森口先生は口を開く。










「めぐみ お嬢さま
執事を雇われたんですね…」







「あ、はい…最近…けほけほっ」










「……ずいぶんとお若い執事ですね」







黒澤くんと森口先生はじっとお互いを見る。