「よしっ和咲いこー!」

いつの間にかわたしのところへ戻ってきていた鈴々が言った。

そして歩き出す。














うん。どこに行く気だ鈴々。

鈴々は何を思ったのか高校と真逆の方向に進んでいった。

わたしは鈴々の方を向いて停滞中。

わたしがついて行っていないことに気づいてもいない。

『はあぁぁぁぁーーーー…』

大きいため息をはいてからいつもより大きい声でいう。

『鈴々ーーー!』

「なーに?
あれ?なんでとまってるの?」

そんなことを聞いてくる。

どこに行く気なのかくらい聞いてみるか。

これで高校とかいったらでこぴんだ!

『あんたどこ行く気なの??』

「え?なにいってんの?
高校に決まってんじゃん笑」

どうした、和咲はまだ寝ぼけてるのか?
って感じで首をかしげ笑いながら言う鈴々。

鈴々の方が寝ぼけてんじゃないのかな??

てかなんか馬鹿にされてるっぽいからでこぴん2発に決定。

『高校ってどっちの方向よ。』

呆れながら言ってみる。

そうしたら、ピカーン!って効果音とびっくりマークでもでてきそうなくらいにひらめいた顔をする鈴々。

分かったようでなにより。。