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「うわぁーーーー。
ありえないありえないありえない!
和咲と同じクラスがいいー!!!」

『しー!静かにして!
ちょい、鈴々落ち着いて。
これは仕方ないでしょ?ね?』

わたしは鈴々をなだめるのに必死。

そう、わたしたちはAからFの6クラスあるうちで、わたしはA、鈴々はFと1番遠いクラスになった。

そのせいで鈴々が大声で文句を言い続けているのです。

騒いだって仕方ないし、ものすごく見られてるからやめてくれ…。

そういえば通学中に行ってた"運を受験で使い果たした"とかいうの本当だったんじゃない?

半分呆れてるわたし。

正直初日から目立ちたくないんだけどなぁ。

そんなことを思いながら言ってみた。

『朝はいつも一緒に来るでしょ?来年一緒のクラスになれるかもしれないでしょ?それに一緒のクラスになれる"確率"は元々少ないんだから!"6分の1"だよ"6分の1"!自分でも計算してみな!?"6分の1"!ね?しかたないの!いい?文句言わないの!』