「だから襲っちゃいけないって言うのかい?」 「いけないとかではなくて! で、でも、お、襲うって… そんなこと…」 私はすっかり気が動転してしまって もはや自分が何を言っているかわからなくなった 恋した ずっと遠いとばかり思っていた先輩が 今や息がかかるほど近いのだ 「まあともかく 僕は高山さんを逃がす気は無いよ 年齢だの関係だので恋愛は止められない それに… 高山さんは僕に似合うと思うなあ…」