「コン...コン....コン.....」


重く、思い、深く、想いの中にいた私は小さく遠慮がちな音で一瞬にして雨の降る現実に戻された。


まだあまり動いていない頭を動かして、音を出していた窓を見る。

けれど別にこれといった変化はなく・・・


「おーい」

別にこれといって変化のない、あながいた。


「何回か呼んだんだけど気付かなから小石、投げてみた」


そう言いながら今まで一番無邪気に、あなたは笑っていた。