彼女は高校生でテスト最終日だったため学校は昼前に終わり、そのまま友達とその友達の家に向かっていた。
彼女達が歩いていた道は、周りに沢山の学校が集まっている学校密集地帯の真ん中を通っている道だった。
なので安全の為に段差があり、植木が植えられた綺麗な通学路となっていた。
その道を15分ほど歩いていくと友達の家に辿り着くのだが、その道の途中には公園がある。
毎日学校帰りに沢山の子供達が遊ぶ大きな公園だ。
「やっぱり結婚は外せないわ!」
「ね。あ、でも私は・・・誰かの役に立てる事が一番の夢かな」
「出た。『良い子』発言!あんたも相変わらずねー。」
「えー、普通の事言っただけよ?」
他愛のない話をしながら二人はその公園を通りすぎ、友達の家に入った。