私はいつも、この部屋の、この場所で、空を、街を見ている。 見守っているとか、観察しているというわけではなく、ただ、見ている。 自分がいる街を、自分の上にいつもある空を。 (気付かなかった事が、ある 知らなかった事が、ある 忘れてしまっていた事が、ある 芽生えたものが、ある 私には、あとどれくらいの(ちから)があるんだろう)