私の部屋は、少し高台にある一軒家の二階。 空を、街を、一望できる。 そして家の横には父の私有地の土地がある。 そこは子供達が遊ぶのに丁度いい広さで、使う予定もないのである程度のルールを守れば、誰でも利用できる空き地の様な場所になっている。 だから見知らぬ人が家の横に居ることは、 ──珍しくはない。