そして。

「っふ、」
「うへ?」
「あは、なに大好きって…あははは」

不覚にも、その無防備さを可愛いと思ってしまった位に。

悔しいな。本当に。

「あははは」
「千尋くん泣いてるよ?」
「だって、あははは」
「怒ったり笑ったり泣いたり今日の千尋くんは忙しいねっにい」

キミはそれがお陰だと思っていたの?僕が一人で勝手に忙しくしていたと思っていたの?

キミはいつも一人でも誰とでも忙しかったけれど、僕が忙しくなれるのは、いつだってキミのお陰なんだよ。


全部、キミのお陰なんだよ。