キミと出会ってからの僕の時間の速さは、随分と変わったんだよ。

何か新しい事に挑まずに今の状態を維持するだけだった僕の毎日を、キミがとたとたとたと、駆け回ってくれていたからね。

僕はキミが歌うのを聞いているだけだったし、駆け寄ってくるキミを受け入れるだけだったけれど。

”他愛ない事でもいいから”
”その日の私を知って欲しかったし”

それでも、キミが一生懸命届けてくれるものやキミ自身に。

キミの思惑通り、惹かれ続けていたんだ。