「お〜ま〜え〜はああああ。」
「いたいたいたいたいたいっ」

「東雲先生」
「ああ、ご苦労さん。」

日直の仕事で集めたプリントを東雲先生に提出する僕の後ろで、一見戯れている様に見えたキミと赤松先生。

「あれって効果あるんですか?」
「”梅干し”だろ。あれは痛いな。」

結局、今まで僕が梅干しを受ける事はなかったから、あの攻撃にどれ位の威力があるのかは分からないんだけれど。

「ぎぶぎぶぎぶぎぶごめんなさい」

毎日怪我をしていたキミが涙目になりながら白旗をあげたんだから、かなりの威力があるんだろうね。